「装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 1 [DVD]」の商品レビュー
懐かしい三人に会えた
「装甲機兵ボトムズ」本放送(1983年)から27年、このオリジナルDVDは本放送最終回から30年後を描いた作品。あの三人が帰ってきた。バニラ、ココナ、ゴート。これだけでも感涙。高橋監督が日経の雑誌に書いた小説がベ−ス。その時の挿絵は塩山さんが描いていました。いつ映像化されのかとずっと待っておりました。
結婚30年を迎えたバニラとココナだったが、夫婦間も倦怠気味、夫婦ケンカも絶えない。そこで親代わりのゴートは2人に結婚30年記念の旅行をプレゼント。キリコとの思い出の地を旅することにした。思い出の場所、ウドでシャッコと合流。キリコを捜すバニラたちだったが。
キリコが登場しないので星4つです。それと、雑誌の挿絵ではココナはふくよかなお母さんになっていましたが、この作品では30年前とほとんど変わりません。そこが不自然なので星5つは無理ですね。デモ、これからの展開に期待です。装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 1 [DVD]
シャッコの戦いぶりに「ブルーナイト」が蘇った
このDVDの見所は、なんといっても「異種格闘バトル」と化したバトリングにおいて、満身創痍になったATH-Q64-WPでしかも「ベルゼルガ」の代名詞といえる「パイルバンカー」でシャッコが大逆転する処でしょう。 全ての電源を切り、ここぞと言う時に全パワーオンして「一撃必殺」。 朝日ソノラマ アニメ文庫の「装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士 ベルゼルガ物語 2」のファイヤーキャスクにおける「クリス・カーツ」と「ケイン・マクドガル」の戦闘シーンが蘇ります。 また今回はATのコックピット内が映るシーンもあるので、新しい設定本が樹想社やホビージャパンから発刊される期待も出来るでしょう。 次回はクメンとの事ですが、ストライクドッグがどうでるか楽しみです。
TVシリーズ同窓会的でありながら新しいスタートの作品
幻影篇は新仕様DVD-BOXにも区切りをつける為に当初は企画されたという事が雑誌にて高橋監督の話がありました。スタッフと共に「これからのボトムズ」を考えた時に、ここから新しい何かが始まる要素も加える事にもなったそうです。
第1話を観た感想は、昔のTVシリーズの内容をうまく拾いながら作られているなと感じました。これだけ初期の作品世界観を忘れずに長い時間が経って再び観れる作品は他に無いと思います。オリジナルキャストの方々も歳を経た設定ですが当時のキャライメージを損なわずに上手く演じられている事にも感動です。
TVシリーズの主題歌とED曲や聴きなれたBGMが使用されていますがその点にジ〜ンと心に響くのは旧作を知っているからであると感じ、それと同時に思ったのはTVシリーズに思い出がある人で無いと楽しめない作品なのでは?とも私は思いました。 キャラの部分ではソコソコ満足ですがボトムズの魅力の一つでもあるAT(メカ)戦は少し物足く感じました。
ペールゼン・ファイルズで蓄積したCG技術を発展した表現ですが昔のボトムズではメカ作画にも熱くなっていた私です。メカ作画の楽しみが無い事が昔のTVシリーズと私にはとらえ方が大きく違いますね。個人的には「赫奕たる異端」の始まりシーンとかは画のクオリティ的にも今観ても痺れます。
仕様面ではDVD-BOXと連動のリバーシブルジャケット。ブックレットはいつもより小さいサイズでしたがボトムズを語る専用チラシも同梱。特報動画は3つの新作で計15秒程でまだまだ秘密な感じ。次のクメンも楽しみです。
細かいことが気になります
1)ココナがシャッコを「ル・シャッコ」と呼んでいたことに違和感。旧シリーズで「ル・」を付けて呼んでた人いましたかね?
2)「リアルバトルなんて聞いてないぞ」っていうか、RSCフル装備に対してベルゼルガ丸腰じゃん。試合開始前の時点で絵的におかしいというか、そこ誰も突っ込まないことに違和感。RSCは空砲のはずだったとか?
3)ベルゼルガが湿地仕様なのは25年前の再現としても、街中でローラーダッシュする時にはスワンピークラッグ展開しないはずでしょ? 非常〜に気になりました。
何というか、設定と脚本と作画がお互い連絡もなく仕事してて、ボトムズ知らないスタッフも多いんだろうな、と思いました。例えばベルゼルガのカンジキは、何故か今作の設定画では展開状態になってますから、そのまま描いた(もといレンダリングした)のでしょうか。
ペールゼンではこの感じはなかったですよ。次回に期待しますが・・・
今後の展開に期待。
今回の見所は物語中盤のル・シャッコ搭乗ベルゼルガと謎の人物の乗るスコープドック・レッドショルダースペシャルとのバトリング。非常に良く出来たシーンです。ATのCGも前回のペールゼンファイルズから改良されており、アニメ風にコーティング。良い感じです。
ストーリーはシリーズをここまで続けてきてエピローグのような出だしになっています。
キリコ不在で物語のテーマ性がいまいち伝わってきませんでした。
ココナとバニラが銀婚式に出かけた先で謎の事件に巻き込まれるというのは行き当たりばったりな感じがするし、観ていて単調でした。
「ペールゼンファイルズ」を観た後で本作を見るとテンションが下がった感じがするのは否めない。
製作サイドのネタが尽きてきた苦しい状況が伝わってきます。
ボトムズ本編を観た方でなければ分からないネタもありますし。
全般にわたり丁寧な創りがなされているのでお金を払って購入する価値はあると思いますが。
次巻よりの展開待ちですが、このままエピローグを広げた状態でシリーズが終了しない事を期待しています。
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